「歯並びが悪い」とは言っても、その環境に慣れてしまっていると、気づかないデメリットもあるかと思います。
では、歯並びやかみ合わせが悪いと、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
歯並びが悪いと食べ物が歯に詰まりやすく、重なり合った歯には歯ブラシも届きにくいため、むし歯や歯周病になりやすくなります。歯並びが改善し、歯に物が挟まらなくなって初めて「楊枝のいらない生活はこんなにもストレスがかからないのか⁈」と実感するはずです。
「咀嚼」は思っている以上に大切な機能です。よく噛めるようになると胃腸の負担が減り、また、唾液の分泌が促されるため、むし歯や歯周病の予防にもつながります。
上下の前歯が閉じない「開咬」の症状は、サ行やタ行の発音がしにくかったり、歯の隙間がある場合は、息漏れにより滑舌が悪くなったりすることがあります。
子どもの場合は、歯並びやかみ合わせが悪いと顎骨や口の周りの筋肉の発育に影響を与え、顔の左右バランスが悪くなったり、成長と共に悪化していったりする可能性があります。ただし、子どもの矯正治療は早く始めれば良いというものでもなく、症状に合わせて適正な時期に治療を開始することが大切です。
口を開けると音がする、あごの付け根が痛い、頭痛がするなど、顎関節症でお困りの方は年々増えている印象です。かみ合わない歯列で過ごしているとあごの関節の負担は大きくなります。痛み止めの服用などその場しのぎで対処せず、矯正治療も解決の一助と考えてください。
出っ歯や受け口、口元の突出などがコンプレックスとなり、マスクが離せなかったり、手で口元を隠す癖があったり、人知れず悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。歯並びや口元は矯正治療により解消できるコンプレックスの一つです。精神的な負担を減らし、心も身体も笑顔にしてください!
矯正治療はさまざまなメリットがありますが、大きく二つ挙げると、
矯正治療は、きれいな歯並びと共にバランスの良い口元に整えることも大きな目的です。口元のお悩みが解消し、 健康な身体と豊かな心で、患者さんに自信をもって笑っていただけるようになることが、治療にあたる私たちの最大の願いです。
きちんとしたかみ合わせが作られることで、咀嚼機能も高まり、むし歯・歯周病、消化器系の疾患の予防などにもつながります。かみ合わせが整うと、後戻りも起きにくくなり、安定した歯並びの維持が可能になります。
■治療内容
矯正装置を装着し歯を少しずつ動かし、歯並びや口元を整えていきます。
■治療期間及び回数
2~3年程度、月に1回程度の通院(保定期間は2年程度で3~6か月に1回の通院)
■治療費概算(自費)
約90~95万円
■リスク・副作用