中学生・高校生の矯正

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中高生の矯正治療の流れ

成長期の矯正治療は、成長段階に合わせて、生え変わりの時期の「Ⅰ期治療」・永久歯が生えそろってからの「Ⅱ期治療」に分かれます。中高生の矯正治療は「Ⅱ期治療」となり、基本的には大人の矯正と同様になりますが、当院でⅠ期治療から続けて行う場合は治療費用が安くなります。

中高生の矯正治療の流れ

永久歯が生えそろってからの
矯正治療

永久歯が生えそろってからの矯正治療(Ⅱ期治療)は、主に中学生以降の時期にかかります。活発な成長期であるこの時期は、あごの成長を生かしながらの本格矯正となります。

中高生からの矯正治療は、大人の矯正治療と同様で、治療期間は一般的に2~3年程かかり、月に1回程度通院していただきます。矯正装置を外してからは保定装置(リテーナー)をつけていただき、きれいになった歯並びが元に戻らないよう保定します。保定期間は、3~6か月に1回程度の通院となります。

Ⅱ期治療イメージ

思春期の矯正治療

中高生の時期は、まだまだ歯並びや口元は変わってきます。上顎は男女ともに10歳くらいまででほぼ成長が止まりますが、下顎は手足と同じ種類の骨のため、身長が大きく伸びる成長期(一般的には女子は15歳くらいまで、男子は18歳くらいまで)にグンと発育します。従って、きちんと成長予測をしながら矯正治療を進めていくことが重要です。

受験勉強や部活と矯正治療の
両立をサポート

勉強や部活動に忙しいこの時期、矯正治療のタイミングもいつから始めたらいいか悩む方も多いのではないでしょうか?
「矯正治療の痛みで定期試験や受験勉強が捗らなかったら困る」「大切な試合の前は1日も休めない」「吹奏楽部で、演奏に支障が出たらどうしよう…」、それぞれがご本人にとって非常に重要な心配事です。

当院では、できるだけ患者さんに寄り添った治療を心がけています。
例えば、受験期に治療を開始するのは避けて、大切なテストや試合の直前にワイヤーなどの調整日とならないよう、治療スケジュールはご本人や保護者の方と一緒に考えていきます。

運動部や吹奏楽部で部活動に支障が出たら…と悩んでいる方には、当院はマウスピース型矯正治療も行っていますので、症状によっては選択することも可能です。激しいコンタクトスポーツをしている方はワイヤーの装置よりも安心ですね。
また、マウスピース型矯正治療であれば、通院回数は約2か月に一度となるので、部活の休みがなかなか無い方でも治療を進められると思います。
固定式の矯正装置で治療する場合は、例えば吹奏楽部の患者さんには、ブラケットを付けた状態で試奏などしていただくこともできますので、心配なことは何でもお気軽にご相談ください。

受験勉強や部活と矯正治療の両立をサポートイメージ

■治療内容

矯正装置を装着し歯を少しずつ動かし、歯並びや口元を整えていきます。

■治療期間及び回数

Ⅰ期治療:6か月~1年、Ⅱ期治療:2~3年程度、月に1回程度の通院(保定期間は2年程度で3~6か月に1回の通院)

■治療費概算(自費)

Ⅰ期治療:約25~35万円、Ⅱ期治療:約90~95万円(Ⅰ期に引き続きⅡ期治療となる場合はⅡ期治療の費用は約50~60万円)

■リスク・副作用

  • 個人差はありますが、装置を付けた当初は不快感や痛み等があります。数日から1、2 週間で慣れることが多いです。
  • 歯を動かす際に歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
  • 矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
  • 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと、後戻りが生じる可能性が高くなります。