大人の矯正

HOME >  矯正治療について >  大人の矯正

大人の矯正、増えています

子どもの矯正治療は親が決めることが多いですが、大人の矯正治療は自分自身で決める分、躊躇もあるかと思います。歯並びや口元が気になりつつも、「治療に時間がかかる」「今さら矯正治療をする勇気がない」などの理由から、1年また1年と決心を先延ばしにしている方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも最近では、大人の矯正が非常に増えています。昔に比べて目立たない矯正装置が増えたことや、矯正治療の前と後の容貌の変化をSNSなどでもよく見られるようになったことも要因だと思います。



子どもの矯正治療は、症状によって治療開始の適切なタイミングがありますが、大人の矯正はいつでもスタートできます。人生100年時代、少しでも早く治療をすれば、その分早くかみ合わせや咀嚼機能は回復し、きれいな歯並びとともに調和のとれた美しい口元が手に入ります。

大人の矯正イメージ1

目立つ矯正装置が嫌ならば…

矯正治療に時間がかかるのが嫌と言って、歯を大幅に削ってセラミックなどの歯を被せて見た目を治す治療を選択する方もいるかもしれません。しかし、一度削った歯は元の健康な歯には戻りません。また、部分的な修正は、全体的なかみ合わせなどの調整もできません。

セラミック治療

健康な歯を大幅に削る
セラミック治療



では、時間はかかっても、治療期間を通して目立たない矯正装置による治療だったらいかがでしょうか? 当院では、目立たないマウスピース型矯正治療も行っていますので、症状によっては選択することも可能です。また、ワイヤーを用いた固定式の矯正装置も、最近はかなり目立たない色のブラケットなどに改良されてきています。

大人の矯正治療にかかる期間

矯正治療は、およそ2年~2年半程度かかります。治療期間中は、固定式の装置の場合は月に1回程度、マウスピース型矯正装置の場合は約2か月に1回程度、通院していただきます。
矯正装置を外してからは、保定装置(リテーナー)を矯正治療にかかったのとほぼ同じ期間つけていただき、きれいになった歯並びが元に戻らないようにします。保定期間は3~6ヵ月に1回の通院をお願いしています。

むし歯や歯周病リスクの軽減のためにも…

歯並びが悪いと日々の清掃がしにくいため、むし歯や歯周病になりやすく、かみ合わせが悪いと物を食べる咀嚼機能が低くなるため、あごの関節にも負担がかかります。従って、矯正治療を行うことでむし歯や歯周病・顎関節症などの予防にもつながるため、最近では見た目だけでなくお口の健康のためにと40代50代で矯正治療を希望する患者さんも増えてきました。

むし歯や歯周病リスクの軽減のためにも

「育ちざかりの子供に比べて、大人は骨が硬いので歯が動かないのでは?」という間違った先入観を抱いている方がいらっしゃいますが、歯と骨は歯根膜という繊維で結ばれており、この歯根膜に矯正装置の力を作用させることであごの骨(歯槽骨)の中で歯が動くため、健康な骨と歯と歯根膜が存在すれば、何歳になっても矯正治療は可能なのです。

矯正治療で口元まで美しく

水戸歯科クリニック矯正歯科センターでは、スタンダードエッジワイズ法によるオーダーメイドの矯正治療をベースに、マウスピース型矯正装置「インビザライン」による治療など、患者さんのニーズに応えながら、歯並びと調和のとれた美しい口元に配慮した矯正治療を行っています。
口元は顔全体の調和にとって非常に重要な要素を占めています。治療後はきれいな歯並びとすっきりした口元で、横顔の印象も大きく変わります。歯並びや口元にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談にお越しください。

■治療内容

矯正装置を装着し歯を少しずつ動かし、歯並びや口元を整えていきます。

■治療期間及び回数

2~3年程度、月に1回程度の通院(保定期間は2年程度で3~6か月に1回の通院)

■治療費概算(自費)

約90~95万円

■リスク・副作用

  • 個人差はありますが、装置を付けた当初は不快感や痛み等があります。数日から1、2 週間で慣れることが多いです。
  • 歯を動かす際に歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
  • 矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
  • 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと、後戻りが生じる可能性が高くなります。